最後の最後は、上原浩治投手(日刊スポーツ評論家)とアレックス・ラミレス外野手のガチンコ勝負で締めた。

新加入の上原が、10点リードの9回2死で満を持して登板。「最近キャッチボールもしてないのでストライクが入るか心配」と話していた通り、初球まさかの死球を与えた…が、ラミレスの笑顔でノーカウントに。そこからファウル、フォークの空振りと来て、4球目の直球をラミレスがほぼ真上に打ち上げた…が、今度は谷繁元信捕手(日刊スポーツ評論家)が空気を読んで忖度(そんたく)落球。

勝負は続く。ラミレスが低めフォークを見逃し、カウント2-2から3球連続ファウルで粘る。9球目、高く上がった打球が左飛となり、守護神上原の勝利で試合は終わった。

敢闘賞に輝いたラミレスは「上原さんだったのでフォークを期待していて、その通りになった。ホームランを打ちたかったけど彼の方が一枚上手だった。また次回」と再戦を希望した。