「当たっている男」楽天岡島豪郎外野手(31)が、先制打を含む今季初の4安打で大暴れした。21日、ロッテ10回戦(ZOZOマリン)に「5番右翼」で先発出場し、4回に15日オリックス戦以来の先制適時三塁打を放った。この日までの直近5試合は14打数7安打で打率5割。好調なバットマンは5回に中前打、7回は左前適時打、9回は右前打で3戦連続の複数安打をマークした。

試合前から10メートルを超える強風が吹き、降雨で早く先制点が欲しい展開の中、巧打した。4回2死一塁での第2打席。ロッテ石川のカットボールを引っ張ると、打球は右中間を破った。一走浅村は打った瞬間に駆けだし、そのまま生還。岡島は三塁に滑り込み、今季初の三塁打を決めた。「打てて良かったです。試合を勝てるように、まずは先制できて良かったです」と声を弾ませた。

4月10日に今季初めて1軍登録され、この日で30試合に出場。規定打席未到達ながら打率は3割4分を超える。中でも今月は16試合に出場し、月間打率は3割9分6厘と勢いは止まらない。そしてこの日、22日の予告先発が楽天田中将、ロッテは19年まで楽天在籍の美馬と発表され、元チームメート対決が決まった。かつての仲間からも安打を量産してみせる。【相沢孔志】