ソフトバンクが「ほこたて」対決に敗れた。12球団トップのチーム打率を誇る打線が、チーム防御率で12球団1位の中日投手陣に完封負け。2年ぶりとなった交流戦は、05年から16度目にして、球団初の開幕完封負け発進となった。工藤公康監督(58)は「今日はいいピッチングされた。打てないときは相手をほめるしかない」と振り返った。

初回2死一、二塁では中村晃が凡退。5回には試合前時点で盗塁阻止率セ・リーグ1位の木下拓から周東が二盗を決め、7回2死ではセ・リーグを知る代打バレンティンが四球を選んだ。7安打で何度もチャンスをつくったが、あと1本が出なかった。

これまで12球団単独最多、8度の交流戦Vを誇る王者には苦しいスタート。指揮官は「まだ始まったばかりですし、下を向く必要なんて全くないのでね」と9度目のVへ向け、気合を入れ直した。

▽ソフトバンク松本(2番手で救援し2回無失点)「先発の時と同じ気持ちで投げました。久々の中継ぎで少し感覚的な部分での違いは感じましたが、あまり考え過ぎず1球1球丁寧に投げることができたと思います。また次も頑張ります」

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