5月絶好調の阪神近本光司外野手(26)が、バットと足で3回の2点先制に貢献した。

1死二塁からロッテ先発岩下の外角148キロ直球を逆らわず左翼へ。打球は左翼越えの先制適時二塁打となった。「チャンスの場面だったので、どんな形でも走者をかえすという意識を持って打ちました」。

さらに自慢の快足も見せた。続く2番中野の4球目の暴投で三塁へ進むと、中野の左翼への浅めの飛球でタッチアップ。左翼角中からの送球が一塁側にズレたこともあり、クロスプレーにもならず生還した。打った中野も「浅い外野フライでしたが近本さんに救われました」と感謝した。

近本は5月は適時打を放ったこの日の第2打席までで56打数22安打の打率3割9分3厘と当たっている。