ヤクルト青木宣親外野手(39)が、日米通算2500安打を達成した。日本で通算1727安打。大リーグで通算774安打をマークしている。日米通算2500安打以上はイチロー、松井秀喜、松井稼頭央に次いで日本選手4人目。日本で2500安打以上は7人が記録している大台に到達。試合後の青木の主な一問一答は次の通り。

-今日はどんな日になったか

特別な日になりましたね。節目の数字を達成することができて、ホッとしてます。やっぱり近づいてくるにつれて、始めは意識してなかったですけど、近づいてくると意識するもので。とりあえず達成できてよかったなと思います。

-2501本目は全力疾走で内野安打

あくまでも勝ちたいという気持ちだったので、あそこでなんとかつなぐだったりそういう気持ちでやってはいました。

-2142試合目の達成はイチローに次ぐ早さ。その要因は

1つではないですけど、やはりケガをしなかったというのが一番大きかったんじゃないですかね。大きなケガがなく、健康な状態でプレーができることはすごく重要だと思っているので、そういう意味では毎日自分の体を見てくれている専属のトレーナーに、本当に感謝しています

-印象に残っている1本は

どれも自分にとっては必要なヒットで。プロ野球って競争社会ですから、自分が生き残っていくためにやっぱり打たなきゃいけないわけで。そういう気持ちで毎日やっていたので。どれも自分にとっては印象に残ると言いますか。この1本がなければ先に進めなかったというのがたくさんあったので、どれも自分にとっては印象深いと思います。もちろん節目のヒットというのは特に覚えてはいますけど、それは1つではないです。

-新型コロナの濃厚接触者で自宅待機しているとき、後輩の選手たちが「青木さんのように」とプレーしていた

そういったところにもすごく成長が見られると思いますし、実際自分がいなかったときでも、もうしっかり地に足つけてプレーしていたと思うので、ああいう姿を見て本当にうれしかったですね。自分が戻ってからもしっかり自分のやるべきことをしっかりやってると思いますし、チーム全体が底上げもできているような気がします。着実に前に進んでいるような気がします。

-21日DeNA戦から家族が応援に来ていた

そうですね。早く達成できれば良かったんですけど。習い事とか子ども休ませてしまったので。昨日とかもノーヒットだったし。でもヒットってそう簡単に打てないものですから。家族もよく分かってますし。家族は一番近くで見ていたので、自分がつらいときとかもいつも寄り添ってくれたのは、特に奥さんだと思いますし、妻がいつもサポートしてくれたので。あとは子どもは触れ合ったりしてると、元気をもらいますし、そのときだけは父親の顔になりますけど。

-後輩や子どもたちへ見せていきたいことは

諦めないことは大切ですね。自分もいろんな壁があって、1つ1つ乗り越えていったので。どんな選手でもそういうのは感じながらやっていると思うんですけど、そこに対してトライして、乗り越えていって自分のものにしてほしいですね。そういう諦めない姿勢ですとか、試合中もそうですけど、最後まで諦めないのはすごく重要だと思います。