仰天の3発だ! 阪神のドラフト1位佐藤輝明内野手(22)が初の1試合3本塁打を決めた。「日本生命セ・パ交流戦」の西武戦で2回に先制の11号ソロ、6回は12号ソロ、そして9回に決勝の13号3ランを放った。1戦3発は、新人では史上4人目、巨人長嶋以来という快挙。3安打5打点でチームを12球団最速の30勝に導き、本塁打キング争いでもトップに並んだ。怪物ルーキーが山賊たちを黙らせた。

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佐藤輝の父博信さん(54)も「1試合3発は初めてだと思います」と驚いた。兵庫・西宮市の自宅でテレビ観戦し「すごいですね。学生時代も練習試合は分からないですが、公式戦では1試合に2発打ったこともないはずです」と声を弾ませた。「前日の最後の打席で高めの速い球に空振り三振した悔しさがあったから、9回の高めも打てたのかもしれませんね」。大活躍の伏線には27日ロッテ戦の三振があったと推測していた。