高卒2年目の黒川史陽内野手(20)がプロ1号3ランを放った。

1回、1点を先制し、なおも2死一、二塁。広島中村祐の内角スライダーを捉え、広島ファンが集う右翼席へ運んだ。プロ54打席目でうれしい一発。ベンチでチームメートに祝福され「打ったのはスライダーです。プロ初ホームランが打てて、素直にうれしいです。ここまで育ててくれた両親に感謝ですね」と喜んだ。また、広島の三塁手は高校時代に1学年先輩の林。「広島のサードが先輩の林さんなので、先輩の前で打てたのもよかったです。まだまだ試合はこれからなので頑張ります」と力を込めた。

智弁和歌山では1年春から5季連続で甲子園に出場。19年ドラフト2位で楽天へ入団し、昨季は10試合に出場。1軍デビュー戦となった9月4日オリックス戦でスタメン出場を果たし、プロ初打席で犠飛を放ち、初打点をマークするなど勝負強さが持ち味。今季は試合前時点で15試合に出場し、36打数6安打、打率1割8分2厘、4打点。この試合が今季10試合目のスタメン出場となった。