楽天涌井秀章投手(34)が6回113球10安打5失点ながら、通算150勝目の権利を持って降板した。

4点のリードをもらった初回、1死から小園、菊池涼に連打、林にも適時打を許し2点を返される。慣れないマツダスタジアムのマウンドを気にするそぶりを見せながら、2、3回はともに3者凡退に抑える。

打線が4回に1点、5回に2点の援護をもたらしたが、涌井も4回にクロンに、5回は西川にそれぞれ適時打を許し、リズムをつかめない。6回にもクロンに左翼席へソロを浴び5失点。それでも2点のリードを保ち、113球を投げきった。

今季は3、4月で6戦4勝0敗、防御率1・51の好成績を収め、自身5度目の月間MVPを獲得。だが5月は試合前時点で4戦1勝3敗、防御率8・27と苦しんでいた。