阪神原口文仁捕手(29)が同点の9回2死二塁から代打で登場し、勝ち越しの左越え適時二塁打を放った。

チームの勝利を呼び寄せる一打でヒーローとなりインタビューを受けた。

カウント3-1からの甘い変化球をとらえた。「詰まり気味だったが、外野も前進守備で『(左翼手を)越えてくれ』と思いながら走った。チームが勝つことが一番うれしい」と殊勲の打席を振り返った。これで代打での成績は20打数7安打、打率3割5分と絶好調だ。「しっかり準備をした中でいい結果につながった」と、1打席のために準備を怠らない姿勢が結果につながった。6連戦初戦の勝利だが「目の前の試合をチーム全員で一丸となって、戦っていこうと思う」と気を引き締めた。

▼原口は今季代打で22度起用され、20打数7安打、打率3割5分と好調だ。打点は初だが、安打数、打率ともヤクルト川端11安打、3割7分9厘に次いでセ・リーグ2位の好成績を誇る(打率順位は起用回数20以上の6選手中)。

阪神矢野監督 行くしかないというところでね、本当に原口がこの重たい空気を、一掃してくれたんで本当に助かった。本当に大きな一打。フミ(原口)に助けられた試合やね。