ヤクルト村上宗隆内野手(21)が両リーグトップの20号を放った。21歳以下のシーズンに両リーグ20号一番乗りは、中西太(西鉄)が20歳の53年、21歳の54年に記録して以来、67年ぶり2人目だ。

▽中西太氏(88=日刊スポーツ評論家) 村上選手の一番の特徴は、内は豪快に引っ張り、外は逆方向に本塁打できる柔軟性だ。上体だけでなく、しっかりした腰回転だから遠くに飛ばせる。私も怪童と言われたけれど、とっくに上回っていますよ。年々打率も上げて、パワーアップしているから、相手投手は脅威でしょう。私も元捕手で、村上選手も元捕手。その経験を生かして配球を読んだり、広い視野でプレーできていると思う。以前、神宮で話した時に手のひらを見せてもらったら、すごいマメとタコができていた。見えない努力は人一倍している。性格は素直な好青年だけど、腹の中の何くそという気概も感じる。年々進歩して大打者になることは間違いない。

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