中日大島洋平外野手(35)が12年目で初の4打点をマークし、チームの連敗を3で止めた。

1点を先制された直後の2回2死二、三塁から左翼線へ逆転2点二塁打。再び1点を追う4回は2死一、三塁からフォークを泳ぎながら右翼線へ運び、逆転の2点三塁打とした。ヤクルト先発の小川は中日に4連勝中だっただけに「何とか止めたいと思っていた」と右に左に打ち分け、汗を拭った。

小川には5月15日に本拠地で対戦し、100球未満での完封を意味する「マダックス」を食らったが、今回は4回でKO。チームとしてヤクルト戦の連敗を6でストップした。2安打4打点で貢献した大島は「1点でも多く取りたいが、そこまでこだわっていない」と言いつつ笑みを浮かべた。得点機をつくるリードオフマンながら、得点圏打率は昨季の2割2分4厘から今季は2割7分7厘まで上昇した。

2年連続最多安打のベテランは安打数を76に伸ばし、リーグ1位のDeNA佐野に4差の2位とした。神宮球場は12年に自己最多の5安打を記録するなど縁のある球場。「打線が頑張らないといけない球場。僕だけでなく、(他の選手で)追加点も取れて良かった」。先発野手全員の13安打7得点の勝利をかみしめた。【伊東大介】

▽中日阿部(6回に中押しの4号ソロ) しっかり自分のスイングで打つことができました