侍ジャパン稲葉篤紀監督がオリンピック(五輪)代表の阪神青柳を対中南米のキーマンに指名した。

24日、中日-阪神戦を視察。リーグ唯一の防御率1点台でトップを走る変則投法の青柳に「先発、リリーフ両方できる。リリーフでロングができる投手はプレミア12を見ていても貴重。夏場のデーゲームで先発はプレッシャーもあって疲れるのも早くなるし、2番手は重要」と手札に置いた。

連日の視察の合間に五輪最終予選をチェック。強打のドミニカ共和国、ベネズエラが力を示している。いずれの国が予選を突破しても7月28日の1次リーグ初戦で日本と対戦する可能性が高い。五輪出場のメキシコも同組が濃厚で同31日の2戦目も含め、1次リーグは中南米勢が相手になりそうだ。プレミア12ではサブマリン高橋礼がプエルトリコ戦で6回1安打無失点と好投と実証済み。「出合い頭だけは気をつけないといけないが、怖がっててもいられない。こちら側も情報をまとめてやりたい」。青柳で中南米を惑わす。