侍ジャパン稲葉篤紀監督(48)が生出演する「東京五輪ライバル物語~勝者も敗者も思い詰まった夢舞台へ~」が26日午後3時半からフジテレビ(関東地域)で放送される。

オリンピック(五輪)メンバー発表から10日を経て、稲葉監督が五輪決勝の会場である横浜スタジアムから生出演し、超一流が集まる24人の代表枠、選考のポイントや苦悩を語る。アテネ五輪、北京五輪で日の丸の重圧と戦い、涙した五輪戦士の中畑清氏、宮本慎也氏が、日本球界の悲願である金メダルへの戦いに挑む指揮官へエールを送る。

番組では他にもコロナ禍による五輪開催の1年延期もあり、例年以上に特別な戦いとなった代表争いにスポットを当てる。代表争いを勝ち抜き五輪出場を決めた勝者、そして夢舞台まであと1歩のところで及ばなかった「敗者」にもフューチャーし、ライバルたちが繰り広げた物語を描く。勝者が語る決意、そして敗者が送るエール。男子柔道の丸山城志郎(27)、卓球女子の早田ひな(20)らが登場する。

また前田敦子とティモンディ高岸宏行が人生初のスポーツナレーションに挑戦する。AKB48時代、大島優子とセンター争いを繰り広げ、勝者も敗者も知る前田敦子。アスリートたちのライバル物語を、思いを込めたナレーションで、届ける。

前田は「悔しいからこそ、頑張り続ける、挑み続ける、といのはすごく分かるし共感できます。すべてが当たり前にできてしまって叶ってしまったら、人って努力をしない方にいきがちになると思うのです。人生において、大きな挫折をしないまでも、自分よりも『上』の人を見つけて、どこかで意識して高みを目指していくというのは、どの仕事をしていても必要なことなのではないかと思います。あの人いいな、なりたいな、という感じでいい部分を吸収するという意味では、ライバルたちの競い合いは必要ですよね」とコメント。さらに選手へのメッセージとして「みんな、すごく格好いいんですよね。全ての選手に頑張っていただきたいです。もう次のパリ五輪に向けて準備を始めないといけない方もいて…。コロナで大変な状況下だと思いますが負けないで、ぜひ頑張っていただきたいと思います!」とエールを送った。

さらに、涙を乗り越えて夢舞台に挑むアスリートを紹介するコーナーのナレーションにはティモンディ高岸が挑む。野球部時代はケガに泣き、プロ野球の夢を諦めたが、現在はタレントとして開花し、お茶の間の人気者。「やればできる」の精神で語りかける。「ナレーションはど素人ですから、技術的な手応えなんて、そんなことを言うのは生意気なことです。ただ、常日ごろから、僕は“応援するため”にこの仕事をやっているので、今回はナレーションを通じて応援、鼓舞しようと思って読みました。難しいかどうか、なんて思えるレベルに至っていませんから、無駄に考えずに、とにかく気持ちで乗り切りました!」と熱いコメントを寄せている。