DeNA浜口遥大投手がアクシデントを乗り越え5勝目を挙げ、チームを5位浮上に導いた。

5回1死一塁、打者糸原に1球目を投げたところで、腰に手をやり、中堅方向を向いた。すぐに遊撃大和が駆け寄り、木塚投手コーチ、林トレーナーとベンチに下がった。2分ほどで再びマウンドに戻って続投。糸原を三振、梅野を二飛に打ち取り、5回73球2安打無失点で降板した。糸原の前打者サンズの5球目にも、脇腹を若干気にするそぶりがあった。

三浦監督は「左脇腹の違和感。あのイニングでちょっとマウンドで『あれっ』と思った。(続投は)収まったという、投げられるという判断」と説明した。通常より短い5回での降板は「大事を取った。本人は行く気満々でしたが」とした。浜口は「しっかりあの回投げ切れたので。立ち上がりからボールを操れた。久しぶりに納得いく投球ができた。5回で代わったが、来週カバーできるようにしたい」と気丈に語った。