阪神が2回2死走者なしからすべて単打の7連続安打、5連続適時打で一気に5点を奪い連敗を3で止めた。この日は元監督で昨年2月に84歳で死去した野村克也氏の追悼試合として行われた。矢野燿大監督(52)の一問一答は以下の通り。

--野村克也氏の追悼試合で勝利を届けた

そうですね、野村監督に出会っていなければ僕の現役生活もね、(打率)3割打つとか、20年間やるとか、それもなかったですし。監督としてね、こうやってやることも野村監督に出会っていなかったら、なかったと思うので。そういうところでは、(ヤクルトの)高津監督も教え子ですけど、野村監督の教えを何かこう伝えていきながら、しっかりやっていければいいなという思いで戦いました。

--先発の青柳は7回2失点で9三振を奪う投球

ちょっと連敗でね、どうかというところを立ち上がりからちょっと飛ばしてね、行ってくれたので、リズムに乗れたというのはヤギ(青柳)の投球が大きかった。

--6月の青柳は4戦4勝

そうですね。本人も自信を持っていますし、オリンピックに選んでいただいたというのもまた、本人の大きな励みとか自信になっていると思うのでね。そういうところもプラスになっているのかなと思います。

-2回は2死から7連打

ああいう大量得点というのは四球とかエラーとかが絡むんですけど、そういうことがなく、みんながヒットでつないだというところでいい攻撃ができました。

--4番にサンズ、6番に大山を入れた

悠輔(大山)にはこれからも頑張ってもらわないとだめですし、悠輔が上がってくるというのは優勝に向けて大きなところなんで。でも、4番に置いてちょっと力んでいるかなというのもあったし、何かしら気分転換とか、悔しさとか。そういうことが外すことで出てきたらいいなというところで6番にしました。

-4番にサンズを入れたのもつながった要因

これはもう毎日俺らは結果と戦っているし、そこは無視できるところではないので。でも、ジェリー(サンズ)が打ってくれたのはプラスだし、逆に大山がどういう感じているかというのも勝つことで、またプラスに持っていける部分もあると思うのでそれは日々の中で考えながらまた打順もやっていこうかなと思います。

--2回は青柳が自分のバットでつないだ

もともとバッティングがよくないのに、打つことが好きやからそういうところじゃ、まさか打つとはね、こっちも期待していないんだけど、そういうところでもちろんつないだというのもあるし、まあ、あきらめないって言うのはチームで大事にしているところなんで、まあ、あいつは目の前のことを全力でやるってことが青柳のよさでもあるんで、打席でもそういうところが出たかなと思います。

--2番・糸原はいろんなことができる

健斗(糸原)が2番にいることで、俺らは楽なんよね。拓夢(中野)は経験はないから、どうしても任せるというよりは、こっちが引っ張っていかないと。まだまだ。『ああだぞ、こうだぞ』ということを教えていく、拓夢にとっては2番をやることが成長につながると思うんだけど。その中で言うと、チームは最初から2番にしているように、2番・健斗というのが一番、俺も楽やし、チームとして任せられる2番が健斗。そういうところはやっぱり健斗の2番は安心感というか、任せるぞという2番というのは健斗の方が今のところだいぶ上かなと。

-連敗を3で脱出

これでホッとすることなく、オリンピックまでの間、残り試合あるので。最後もう1回、みんなの戦い、タイガースの戦いをやっていきます。