ラオウ初受賞!オリックス杉本裕太郎外野手(30)が7日、6月度「大樹生命月間МVP賞」のパ・リーグ野手部門に選出された。

6月は打率3割7分5厘、5本塁打、19打点と大暴れ。「奇跡のような1カ月だった。わが生涯の1カ月で一番調子がよかったです!」とラオウ節で大喜びだった。

「自分の中でもすごく調子が良く、甘い球もミスショットすることなく打てた。打点を結構稼げたんですが、1、2、3番が塁に出てくれて、常に得点圏でまわってきて、そういう機会が多かった。チームメートには感謝しています」

仲間あっての受賞。ラオウ杉本は「自分が打てなくても、後ろの打者がかえしてくれると思っている。気負うことなく、気が楽な心境があります」と得点圏での勝負強さの秘訣(ひけつ)を明かした。

30歳での才能開花に「1軍の試合に毎日出る経験が、去年まであまりなかった。今は、すごい楽しい」とし「心の余裕が1番、大きいと思う。ここで打たないと2軍に落ちるとか、そういう変なことを思わなくなりました。(毎日試合で)めっちゃキツい。(吉田)正尚とか、ずっとレギュラーで出てる人はすごいな、って改めて思いました」と実直な感想を述べた。

ラオウが打ちまくり、首位を走るチームを加速させる。【真柴健】