阪神が9回裏に3点差をはね返す逆転サヨナラ勝ち。矢野燿大監督(52)は、2死からヒットをつないで逆転サヨナラに持って行った選手の粘り強さに感動し、インタビュー中に思わず涙ぐむシーンもあった。阪神監督の涙といえば…。

◆村山実=88年4月14日、7○3巨人 2度目の就任初年度は開幕4連敗スタート。バース、岡田彰布、がそろって猛打賞、そして期待の若手中野佐資も安打を放ち、15安打と打線爆発。キーオが完投勝利し初勝利を挙げた。「中野が打った瞬間に涙が出て…」と、若武者の成長を喜んだ。

◆吉田義男=97年4月6日、4○3広島 好投の中込伸に白星を付けようと早めのスイッチが奏功。新庄剛志、和田豊も美技を連発しての辛勝に「スミマセン。年がいもなく。恥ずかしいワ」。涙でぬれた手で、ウイニングボールを受け取った。

◆岡田彰布=08年10月20日、CSファーストステージ0●2中日 0-0の9回に藤川球児がウッズに決勝2ランを浴び、敗退が決まった。藤川には「最後は、お前で打たれてくれてよかった。お前で終わってくれてよかった…」と、終戦にも充実感を漂わせた。

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