ソフトバンクは2連敗で、前半戦を勝率5割の4位で終えた。試合後の工藤公康監督(58)の一問一答は以下の通り。

-あと1本が出ない展開だった

工藤監督 あと1本というのはね。これでオールスターブレークに入ってね、時間も空くのでね。この成績に関してはしっかり受け止めてね。後半に入っていくときに、ちょうど5割というところ。いいところが5、悪いところが5というところじゃないかなと思うのでね。その中で1人1人が課題を持ったりね。負けた半分の中から、1つでも自分の課題をクリアできれば、1つ変わり2つ変わり、3つ変わり4つ変わりと、それが集合していい試合ができたり勝てるゲームができたり。我々は優勝を目指しているので、後ろを向くことなく、そのために前半で見えたものがあるなら、その課題に取り組む時間はあると思うのでね。くよくよすることなく、しっかり前を向いていくことが何より大事だと思います。

-パ・リーグは混戦

工藤監督 まだね、今日で88試合。5割ということですしね。残り55試合、十分逆転もできるし、勝てるゲーム差だという風に思っているのでね。何も悲観する必要はないとぼく自身は思うのでね。あとはぼくらで練習だったりを考えて、選手にプラスになるようにしてあげたいと思います。

-故障者も戻ってこられる

工藤監督 そこもあるんじゃないかなと思いますし、だからというわけではないですけど、そういう選手が戻ってくれば雰囲気が変わったりもしてくるのかなと思いますし。そこをしっかり見つめ直して、ぼくらもやらないといけないなと思いますし。マイナスにとらえていいことはひとつもないのでね。しっかり前を向きましょう。

-東浜の出来は

工藤監督 ブルペンは良かったみたいですよ。立ち上がりのボールの感じとかつかんでいる間に、四球がきっかけになって、打たれて自分のリズムをつかめないままになってしまったのかな。ぼくらのシミュレーションでも、相手が岸君ということで3点が限界かなと。ただ初回だったのでね。次ピンチになればと考えてはいたんですけど、本塁打という形になってしまったので。まあ、4回でという決断になりました。

-前半最終戦、救援もつぎ込んだ

工藤監督 4回まで行ってランナーが出たら、その時点で代えるというところはあったんですけど、何とかしのげと思っていましたし、何とかしのいでくれていたのでね。あとは松本君が行ってしっかり抑えてくれたら、今日はそのまま勝利の方程式を使おうと。万が一そこで打たれることがあったら、今日は高橋礼君も甲斐野君も呼んでいましたので。試合展開を見ながらでしたけど。ここから絶対0で、なんとか逆転をと思っていたんですけどね。

-松田が久々の本塁打

工藤監督 苦しいかもしれないですけどね。結果を残して自分でね、やっていくしかないんじゃないかなと思います。今日のホームランもしっかりと、またオールスターにも行くんで、打席に立っていい結果を残して、いい調整をして。後半戦ね、オレが主役だというくらい頑張ってもらえればと思います。