全セが、序盤の3回に前進守備を敷いた。1-1で迎えた3回1死二、三塁。楽天島内を迎え、シーズンさながらの前進守備でピンチ脱出を図ったが、二塁手のヤクルト山田の横をわずかに抜け、勝ち越しの2点適時打を許した。

第1戦の9回無死一、二塁にはヤクルト中村が犠打を成功。30年ぶり43度目となる球宴での犠打で勝ち越した。原監督は「中村君が犠牲心を持ちながら、送りバントをしてくれた。あそこが勝利の分岐点になったのかなと思います」と振り返ったが、守備でも勝利への最善策を選択した。