全セの阪神ジェフリー・マルテ内野手(30)が一時は同点に追いつく適時打を放った。

2-3と1点を追う8回1死一、三塁の好機で代打出場し、楽天宋家豪の149キロを左前へはじき返した。一塁上で本来は本塁打を放った際のパフォーマンス「ラパンパラ」を遠慮気味に披露。「本塁打じゃなかったので、いいタイミングとは言えないけど、同点にする一打だったので」と、一塁コーチャーの同僚スアレスと喜びを分かち合った。

来日3年目で初球宴だったが、1戦目でも一塁守備で好捕を連発。2戦目で持ち味の勝負強さを発揮した。ベンチでは中日ビシエドらと談笑するなど楽しんだ様子。矢野監督も前半戦「打のMVP」に挙げたキーマンは、勝負の後半戦に向けて「全力でやるだけなのでしっかりと準備したい。2年間、ずっとケガをしていたので下半身の状態を整えて頑張りたい」と意気込みを語った。