急性腰痛で2軍調整を続けていた日本ハム中田翔内野手(32)が、満を持して戦列復帰する。

25日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で1軍の全体練習に参加。問題のない動きを見せて、27日から始まるエキシビションマッチの広島戦(マツダ)への参加が正式に決まった。「体の調子は、すごくいい。腰(の慢性的な痛み)があるのでね、絶好調ですとは言えないけど、前回1軍に上がった時はだましだましやっていたので、その時に比べたらだいぶバットも振れているし、いいのかな」。話しぶりもかなりすっきりとしていた。

フリー打撃前には栗山監督と“直接会談”も実現。「腰のことがメインですけど、そんな深い話はしてない」としながらも、不安を抱えていた腰の状態は「怖さもない」と、伝えた。約1カ月半ぶりに中田と対面した栗山監督は「翔のためになるんだったら厳しくいきますよって話はした」と明かした。話が終わると両者笑顔。その後は打撃、守備と精力的に汗を流した中田の姿を見て、指揮官は「体だったり、動きだったりというのが(復調を)すごく証明していると思う」と、うなずいた。心身とも整ってきた主砲が、ここから巻き返しの準備を着々と進めていく。【木下大輔】