元相棒の活躍を刺激に、同じ舞台を目指す。巨人山瀬慎之助捕手(20)が28日、川崎市のジャイアンツ球場で1軍練習に参加した。「僕、20歳なので。若々しく、元気よく。そういう印象が大事だと思っている」と声を出して、活気づけ、アピールした。

星稜(石川)時代にバッテリーを組んだヤクルト奥川が、今季ここまで10試合に登板し、4勝2敗と1軍の舞台で活躍を見せている。オリックス宮城も同学年ながら9勝1敗と大活躍中。「すごく刺激になりますし、うれしいこと。いつか同じ舞台でやりたいと思っている。自分も頑張らなきゃいけないと刺激になっている」と発奮材料にする。

元木ヘッドコーチは、山瀬をエキシビションマッチ最初のカードとなる31日からのオリックス2連戦(京セラドーム大阪)に同行させると明言。8月3日からのソフトバンク3連戦(ペイペイドーム)は育成ルーキーの喜多と入れ替わる予定。炭谷が楽天に移籍し、「4番目の捕手」の座が空いた。負傷者が出れば、1軍に呼ばれる可能性も高い。「チャンスはチャンス。自分が今できることを謙虚に全力で。まずは守備から。自分の持ち味はスローイングの強さなので、負けないぞというところはアピールしていきたい」と名乗りを上げた。1軍で活躍する元相棒の背中を猛追する。【小早川宗一郎】