高卒3年目の巨人直江大輔投手(21)が、4回0/3を6安打2失点で降板し、プロ初勝利はまたもお預けになった。

2回先頭、ヤクルト村上に初球の124キロスライダーを右翼席へ運ばれ先制を許す。さらに2死一、二塁のピンチを招くと、投手石川に中前適時打を浴び、2点を献上した。3、4回は走者を出しながらなんとか無失点で切り抜けたが、1点を返した直後の5回。先頭塩見に左前打、青木に四球を与えたところで降板を告げられた。桑田真澄投手チーフコーチ補佐に言葉をかけられると、小走りでベンチへ下がっていった。

直江は「長いイニングも投げられなかったですし、毎回ランナーを出して苦しい投球になってしまいました。反省点ばかりでしたが、今日の登板が無駄にならないようにしっかりと反省し、次の登板ではしっかりと自分のピッチングができるようにしたいです」と振り返った。

プロ通算5試合に登板し、1敗1セーブで未勝利。昨年9月にはあと2死で勝ち投手の権利を得る場面で降板した。「去年もあと1歩のところで自分から逃しにいっていると思うので、しっかり自分でつかみ取りたい」と意気込んでいたが、またもプロ初勝利を挙げることはできなかった。

【関連記事】巨人ニュース一覧