中日が、ヤクルトに今季10敗目を喫した。先発の福谷浩司投手(30)が8回2失点と粘ったが、味方打線は得点圏に5度走者を進めながら1点どまり。引き分けを挟んで、ヤクルト戦4連敗になった。

プロ9年目、先発転向3年目で初完投の福谷に対し、与田監督は「今日は良かった。テンポも良く、緩急もうまく使った。よく投げてくれた」とねぎらった。

ビシエドが3回1死満塁で先制犠飛を放ったが、他の3度のチャンスでは申告敬遠と2三振。与田監督は「しょうがない」と主砲をかばったが「打てれば勝てるけど、ビシエドの調子が悪ければ、小技を含めて周りがカバーしないと。それができないと(いけない)」とため息。連敗で借金は12。3位ヤクルトには今季2勝10敗3分けと大きく負け越している。指揮官は「今年のウチの力がヤクルトより悪い。相性うんぬんではない」と話した。

▽中日福谷(プロ初完投も今季10敗目)「守備のみなさんに助けられながら何とか試合を作ることができましたが、悔しいです」