ソフトバンク千賀滉大投手(28)が、7回1死で岸にこの日初安打となる、右前打を許した。

6回までは6四球を出しながら無安打無失点の「怪投」を見せていた。千賀は19年9月6日ロッテ戦(ヤフオクドーム)でノーヒットノーランを達成しているが、2度目の大記録とはならなかった。

初回から荒れた。先頭外崎に四球。1死から森にも四球で一、二塁とピンチを迎えた。だがここから4番中村、5番栗山のベテランコンビを打ち取り、無失点で切り抜けた。圧巻は4回だ。先頭森に四球。続く中村は空振り三振。栗山に四球の後、山川を空振り三振。呉念庭に四球を出し2死満塁も、岸を空振り三振。苦しい状況を作りながら、ことごとく痛打を許さなかった。7回1死で初安打され、続く川越にも連打で一、二塁。それでも外崎、源田を抑え無失点で7回を投げきった。