ソフトバンクは2日、緊急事態宣言下の福岡で、本拠地楽天戦を条件付きで4試合ぶりに有観客で開催した。当初は無観客を継続する予定だったが、日本のプロスポーツ興行では初の試みとして、「新型コロナウイルスのワクチン2回接種完了」「観戦日1週間以内のPCR検査結果が陰性」のいずれかの条件を満たす人に限定してチケットを販売。上限は5000人で、3日からのオリックス戦3連戦でも適用する。

事前の予約購入で届く引換券と、条件を満たす証明書を提示すれば入場できる。当日券も証明書があれば購入可能。入場者のマスク着用を義務化し、検温、アルコール類の販売停止などの感染防止対策を行った。福岡市から訪れた40代女性は「ワクチンを2度受けている人と陰性の人だけだから安心。(ワクチン未接種のため)この日のために先週PCR検査を受けました」と賛同。工藤監督は「ファンのみなさんがいてくれることが何よりの力になる。できるだけ来ていただきたい」と呼びかけた。