阪神が劇的な逆転サヨナラ弾で首位に返り咲いた。1点を追う9回無死一塁から6番大山悠輔内野手(26)が15号2ランを放った。矢野燿大監督(52)も劇的な首位攻防第2ラウンドを興奮気味に振り返った。

-しびれる試合

両チームが全力でぶつかった結果。苦しい展開でしたけど、諦めずにやってくれた結果が結びつきました。先頭の糸原が9回、粘って粘って出るというね、本当に全員の戦いができました。

-試合のポイントは

もちろん大事な試合というのは選手もスタッフもみんな分かって、全力で取り組んでくれていました。ガンケルが岡本君に打たれた本塁打も思いきって勝負にいった結果。それは受け止めています。でも最後、悔しい思いをした悠輔が打ってくれるのはやっぱりうれしいです。後半戦、残りを勝っていくためにも全員で勝つというのが僕たちの野球なんで。その中で悠輔が帰ってきてくれると、頼もしくなりますよね。

-8回満塁チャンスを逸した時の雰囲気は

僕も正直、マルテならやってくれるという思いで見ていました。でも、全力で振りにいった結果なんで、それは受け止めるしかない。マルテは今までも、これからもいい場面で打ってくれるバッターなんでね。勝負にいった結果なんで受け止めていました。本当に全員で勝ったというのはうれしいですね。

-佐藤輝がスタメン復帰した

状態的にはなかなか良くないなというのは、もちろん分かっているんですけど。その中でも使っていきたいと思うような選手ではあるんで。守備では今日は頑張ったプレーもあったんで。良くないこと、うまくいかないこともありますけど、全員で気になったことはアドバイスしますし、全員で何とかやっていけるようにしたいです。

-首位奪回で巨人戦も勝ち越し

そうですね。最後に一番上にいるというのが僕たちの目標なんで。その道中、いろんなことがあると思いますけど、この2試合を勝ったというのは僕たちにとっては大きな意味がある。僕たちの野球、タイガースの野球ができた結果での勝ちなんで、全員で喜び合えて、波に乗っていける、そういう2試合ができたかなと思います。

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