ヤクルトが3本塁打などで8点を奪い、先発奥川を援護した。史上最年少での通算100本塁打まであと1本と迫っていた4番村上は3打数無安打2四球と偉業は持ち越しとなったが、リーグ一の得点力を誇るツバメ打線が奮起した。

まずは7番サンタナだ。同点で迎えた4回無死一塁、左翼へ打った瞬間それとわかる勝ち越しの12号2ランを放った。5回に先頭山田の28号ソロで突き放すと、迎えた8回1死満塁、塩見がプロ4年目で初となる11号満塁本塁打を放って試合を決めた。

3位巨人を相手に10連戦初戦を勝利で飾り、高津監督は「徐々に相手にダメージを与えられたのかなと思う。勢いに乗れた攻撃ができた。優勝するためには勝たないといけない相手。いいスタートが切れた」と満足そうに振り返った。

▽ヤクルト・サンタナ(4回無死一塁で12号2ラン)「打者有利カウントだったので甘い球は思い切っていくと決めていた。入ってくれて良かった」

▽ヤクルト山田(5回無死走者なしで28号ソロ)「奥川が粘り強く投げてくれていたので、追加点をとってあげたかった」

▽ヤクルト塩見(8回1死満塁で11号満塁本塁打を放ち)「満塁だったので犠牲フライでもいいという気持ちで打席に入りました。良い角度で上がってくれて良かったです」