今秋リーグ戦から1部に復帰した東京学芸大は、3連敗となった。昇格後の初勝利はつかめなかった。

先発した一條遥翔(はると)投手(2年=藤代)は、6回を被安打7で3失点。2番手の加藤大貴投手(4年=吉田)は2回を被安打2の2失点。それでもベンチからは常に大きな声が飛び、明るい雰囲気をつくっていた。

教員を多く輩出する東京学芸大は、秋季リーグと教育実習の時期が重なることが毎年恒例となっている。打線は1安打のみだったが、中野春樹監督は「練習が、ほとんどできていないので…。毎年のことで東京学芸大の宿命ですが、厳しいですね」と明かした。

新型コロナウイルスの影響もあり、開幕前に練習できたのはわずか2日間だったという。教育実習の期間が続くため、戦力がそろうのは10月中旬になる見込みだ。リーグ戦終盤に、チーム力を発揮する。