昨年都市対抗4強のセガサミーが、初戦で明治安田生命に敗れた。西田真二監督(61)は「今日は、やられました。5回が全て」と、勝ち越されたイニングを悔やんだ。

先発草海が初回に3点を失った。そこから4回までに同点に追い付くと、5回に満を持して、最速153キロのドラフト候補右腕・横山楓投手(23=国学院大)を2番手で送った。だが、横山は二塁打、死球で走者をため、2死から決勝の適時二塁打を打たれた。6回にも四死球が絡み、失点した。1回2/3、3安打5失点。最速は146キロにとどまった。

「ブルペンの感覚は良かったのですが、マウンドで『あれ? 良くないぞ』と。打者とではなく、自分と勝負してしまいました」と反省した。社会人2年目で主力に成長。ロングリリーフとして期待されているが、武器である直球がいまひとつ走らず、制球も甘かった。

次は、第2代表決定トーナメントに回る。横山は「引きずっていてもしょうがない。早めに切り替えます」と前を向いた。西田監督も「スカウトが見ている中で、多少、力んだと思う。注目されるところで結果を出せるように」と、次戦の巻き返しに期待していた。