DeNAは守備のミスが響いて1点差で敗れたが、投手陣は好投した。先発の大貫晋一投手は7回5安打1失点。最速147キロの直球にツーシームを両サイドに投げ分け、スライダーやカットボールも低めに集めた。無四球と制球が抜群だった。「両サイドを使った投球ができ良かったと思います。ピンチでも自分の間合いで落ち着いて投げることができました」と振り返った。三浦監督は「しっかりと低めにボールを集めて、コントロールできていた。真っすぐが両サイドでよかったし、変化球も低めに我慢強く投げた」と評価した。

9回には山崎康晃投手が、守護神に復帰後では初めて横浜スタジアムのマウンドに上がった。登場曲が流れると、試合は一番の盛り上がりを見せた。1死一、二塁のピンチで登場。侍ジャパンで同僚だった山田を遊ゴロに仕留めたが、併殺崩れで一、三塁となった。代打中村の中前打で失点したが、最後は塩見を153キロの直球で空振り三振に切った。三浦監督は「しんどい場面でマウンドに上がってもらった。何とかしようと必死に投げたと思います」とねぎらっていた。