あと1勝でリーグVと勢いに乗る阪神2軍ナインが、3点ビハインドをあっという間にはね返した。

先発の中田賢一投手(39)が2回2死満塁から岡崎大輔内野手(23)に右翼フェンス最上部直撃の先制3点適時三塁打を打たれ、3点を追う展開になった。

直後の2回裏、四球と連打で無死満塁とし、江越大賀外野手(28)が外角のスライダーを右前に執念で落とし、走者2人を生還させた。江越は盗塁し成功。無死二、三塁から、山本泰寛内野手(27)がオリックス先発グレン・スパークマン投手(29)の149キロの直球をはじき返し中前適時打。4連打であっという間に同点に追いついた。

さらに無死一、三塁から板山祐太郎外野手(27)の2球目をスパークマンが暴投。4点目を奪い、試合をひっくり返した。

初回には2死満塁の好機を逃していたが、今度はものにした。