楽天がオリックス山本由伸投手(23)を追い詰めるも、1歩及ばなかった。山本が先発転向した19年以降、8戦5敗と封じられている。2位オリックスに2・5ゲーム差と広げられた。

1回、先頭山崎剛が右前打で出塁。鈴木大が送り、1死二塁としたが、後続がつながらず無得点。2~6回は単打2本に抑えられ、二塁も踏めない。

それでも3点を追う7回、反撃に転じる。先頭茂木が四球。1死を挟み渡辺佳が二塁打で二、三塁とすると、2死から山崎剛が内角直球に詰まりながらも右前へ2点適時打で、1点差に詰め寄る。

8回も1死から島内が遊撃内野安打で出塁。岡島の併殺崩れを挟み、2死一塁から茂木が右翼線へ強烈な当たりを放つ。一走岡島は三塁へ蹴り、本塁へ突入。だが、相手の中継プレーに阻まれ、本塁で憤死。リクエストも判定は覆らなかった。この日西武を下した首位ロッテには5ゲーム差となった。

以下、石井一久GM兼監督(48)一問一答

-相手先発山本を追い詰めた

石井監督 全体的に何とかしようという部分は見えたので、明日につながるかなと思います。

-山崎剛がしぶとくタイムリー

石井監督 本当にあの場面はもう一息、もう一息でいける、というチームを後押しする空気があったと思います。やっぱりちょっとずつ、ちょっとずつ、ちょっとずつ離される展開になっていったので、何とか3点より2点という部分で言うと、もう少し得点よりも失点が、というところが今日の試合の中での総括かなと思います。

-岸は6回途中3失点

石井監督 可もなく不可もなくという感じでしたけど、相手投手とのマッチアップというところでいうと、ホームランは出合い頭なのでしょうがないですけど、(4回2死二塁の)あの場面で言うと一塁が空いていた状況なので、2人(モヤ、若月)で1アウトというところがあればよかったのかなと思います。

-1勝1敗。明日は田中将が先発

石井監督 頑張っていただきたいと思います。

-8回、三塁コーチャーが一走岡島に本塁突入指示も憤死

石井監督 結果論で何でも言えますので、アウトになれば、どうなんですか、セーフになれば、回してよかったと。称賛より非難を浴びることを考えていたら、ああいう積極的な走塁をできないので、あれはもうナイスジャッジだったと思いますし、少しそれていたらセーフになる可能性はあったので、あのプレーは僕的には納得しています。

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