「投手3冠」右腕で一足先に日本一だ! ウエスタン・リーグで最優秀防御率、最多勝利、勝率第1位に輝いた阪神村上頌樹投手(23)が、オリックスとの練習試合(鳴尾浜)に先発し、4回4安打1失点(自責0)と好投した。最速147キロの直球を軸に変化球を低めに集め「変化球でカウントを取れたり、(直球で)空振りを取れたり。今日は全体的に良かったと思う」と笑みを浮かべた。

3年ぶりにリーグ優勝した阪神は9日のファーム日本選手権(ひなたサンマリンスタジアム宮崎)でロッテと戦う。先発は村上が有力で、平田2軍監督は「1軍が何かあった時は別として。今日の出来から見たらもう、そういうことだよ」と認めた。村上も「任されたところは投げ切ってチームが勝てるようにしていくだけ」と、3年ぶりの日本一へ気持ちを高めた。

 

▽阪神西純(6回から3番手で2回3安打2失点、ルーキー来田からシンカーで空振り三振を奪い)「左(打者)をずっと苦手にしているので(習得中のシンカーで)対左に球種が増える感じですね」