今秋ドラフト候補の関大・野口智哉内野手(4年=鳴門渦潮)が強打を見せつけた。

1点を追う3回1死一塁。2番手の右腕、西隼人投手(3年=福岡大大濠)の初球をとらえて、右翼に豪快な逆転2ランを放った。8回も右前に2点タイムリー。この日は2安打でリーグ戦通算94安打になり、大台の100安打まで残り6本に迫った。「目に見える数字。1本ずつ積み重ねて、100安打を必ず達成したい」と意気込んだ。自らのセールスポイントを「振れることが自分の強みです」と胸を張る。春季リーグのころと比べて、強振が目立ち、相手にとって脅威だろう。「(春は球を)見て見てという打席が多かった。どんどん、積極的に振っていくようになりました」と話した。11球団22人のスカウトが視察する前で強烈な一撃を見せつけた。

▽関大・早瀬万豊監督(野口について)「思い切ってバットを振れる。不思議なところがあってバットの根っこでも先でもヒットになりやすい。思い切り振るから、そういうのが起こる」