阪神の守護神ロベルト・スアレス投手(30)が抜群の安定感で9回を3人でピシャリと締めた。

マルテのソロによる1点を守って4番手でバトンを受けた。「ガンケルが良い投球をしてたし、リリーフ陣も良い仕事をした。セーブの機会を生かせるように」。大島を遊飛、ビシエドを空振り三振に仕留めると、追い込んだ福留からこの日最速の160キロで空振りを奪い、リーグトップの36セーブ目を挙げた。

その1分後。ヤクルトの兄アルバート・スアレスも広島戦で来日初セーブを挙げ、NPB史上初の「兄弟同日セーブ」を達成。スアレスは「ライバルではあるけども、共に日本で戦う仲間として、そして兄弟としてうれしく思う」と喜んだ。

チームは広島に3連敗を喫した後、中日に3連勝。ここ5試合は首位ヤクルトと2位阪神の勝敗は毎日同じで1ゲーム差は変わらないままだ。5日からはDeNA、ヤクルト、巨人と全て敵地で9試合を戦う。スアレスにとっては、ヤクルトにも、兄アルバートにも負けられない。天王山の関東遠征が始まる。【前山慎治】

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