「2代目虎キラー」DeNA坂本裕哉投手(24)が、5日の阪神戦に先発する。9月21日以来の1軍登板だが、阪神戦は8月26日以来40日ぶり、今季5試合目。阪神からは開幕から3戦3勝を挙げていたが、前回登板では4回5失点で黒星がついた。この試合で打たれた近本光司に、リベンジを誓った。

先頭打者から最大限の集中を払う。前回登板では近本に先頭打者アーチに二塁打と、いいようにやられた。「前回は本当に出ばなをくじかれた。それで相手に勢いを与えてしまった。まずは先頭の近本さんを、とにかく全力で抑えにいく。最近の初回の出塁率がものすごい高い人なので、いかに出さずに抑えるのかが鍵になると思う」。リーグ最多安打男にロックオンだ。 相手は優勝争いの渦中にある。「前回のヤクルト戦もだけど、優勝へ向けてやっているチームは気迫がすごい。今回の阪神もそういう立場。向こうがどう来ようが関係ない。自分がやるべきことをやるだけ。こっちから押していけるようにというか、その気迫でくるのをこっちの気迫で押し込めるようにというか。気持ちで負けないように向かっていきたい」。7月13日の対戦では、前日に周船寺第二幼稚園(福岡)の先輩、クローザー三嶋が打たれた仇(かたき)を取って、7回1失点で勝利した。坂本が燃える闘魂と化した時は、とてつもない集中力を発揮する。明日が、その時だ。【斎藤直樹】

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