ドラフト会議が10月11日に行われる。12球団の補強のポイントはどこなのか。各球団担当記者がポジションと年齢で見たチーム編成分布図とともに解説する。
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中日のドラフトは、地元集中ではなく実力重視で、野手指名が中心になりそうだ。チームは優勝が完全消滅。投手力はエース大野雄を筆頭に、柳、小笠原が先発をけん引、又吉、R・マルティネスらのリリーフ陣がリーグトップクラスの安定感を見せる。だが、打線は主砲ビシエドを中心組まれるが、チーム打率は2割前半で、得点力不足は否めない。来季に向けて攻撃力アップは大きな課題で、米村アマチーフスカウトも「強いドラゴンズにしないといけない。そうなると即戦力。4、5点とれば十中八九、負けない投手陣もいる」と即戦力野手獲得に狙いを定めている。
1位候補には、慶大・正木智也外野手（4年）、駒大・鵜飼航丞外野手（4年）、上武大・ブライト健太外野手（4年）らをリストアップ。若手投手陣もリストに残すが、「この3年間はたまたま地元にいい選手がいたから。こだわりなしでいい選手を取っていく」と明かす。直近は根尾、石川昂、高橋宏と3年連続で地元の高卒選手を獲得してきたが、今年は即戦力野手の指名にかじを切る。【中日担当＝伊東大介】
