慶大・正木智也外野手(4年=慶応)は、ソフトバンクが2位指名し交渉権を獲得した。

東京6大学リーグここまで通算10本塁打の右の大砲。プロでも豪快な1発が期待される。

世田谷西シニアでは通算30本塁打、慶応高では同50本塁打と、昔から本塁打が持ち味だった。「小さい頃からバッティングは大好きでした」。小学校低学年の頃、東京・平和島にあったバッティングセンターの打撃教室に通った。高校生や大人を抑え、月間本塁打数でトップに立ったほどだ。

進化を止めない。今春リーグ戦で4本塁打を放ち、6月の全日本大学野球選手権でも2本塁打。それでも「まだまだ課題はある」と、夏場は高めの球をどう捉えるかに着手した。2割5分7厘にとどまったリーグ戦の打率に満足できなかった。何事も真摯(しんし)に取り組む姿は、スカウト陣の評価も高い。

東京・大田区出身、182センチ、91キロ、右投げ右打ち。