「ヤマエ久野九州アジアリーグ」の火の国サラマンダーズ(熊本)は8日、ソフトバンクやオリックスで通算182セーブを挙げた馬原孝浩氏(39)が、監督兼ゼネラルマネジャー(GM)補佐に就任したことを発表した。

馬原氏は熊本県出身。昨季は同チームのピッチングGMを務め、リーグ初年度の優勝に貢献した。シーズン終了後の9月28日に初代監督を務めていた細川亨氏が退任したことで、後任を務めることが決まった。

この日、就任会見を行った馬原氏は「今年1年間ピッチングGMとして選手とコミュニケーションを取り、この球団をよりよくしたい、選手のポテンシャルをより発揮したいと思った。目標はNPBに輩出すること。見ていてワクワクする選手を育成したいと思っています」と意気込みを語った。

 

◆馬原孝浩 1981年(昭56)12月8日、熊本県生まれ。熊本市立(現必由館)、九州共立大を経て03年自由獲得枠でダイエー(現ソフトバンク)に入団。2年目の05年に抑えに抜てきされ、07年に38セーブでタイトルを獲得。10、11年にはリーグ連覇に貢献したが、12年2月に右肩手術を受けシーズン登板なし。同年オフには、FA権を行使してソフトバンクに移籍した寺原の人的補償でオリックス入りしたが、13年も故障に苦しみ3試合登板。15年オフに現役を引退した。通算成績は385試合登板で、23勝31敗182セーブ、防御率2・83。現役時代は身長181センチ、体重80キロ。右投げ右打ち。