ヤクルトが阪神との首位攻防戦初戦を制し、シーズン127試合目で待望の優勝マジック11を点灯させた。

節目の一戦。先制点は山田&村上コンビで奪った。

1回2死一塁から、村上宗隆内野手の右中間への二塁打で、一塁走者の山田哲人内野手が激走。本塁クロスプレーはセーフ判定になり阪神ベンチはリクエストしたが、判定は覆らず。捕手梅野のタッチをかいくぐった激走に、二塁上で村上は両手を突き上げてガッツポーズを決めた。

2回には西浦直亨内野手が左翼ポール直撃の5号ソロ。一塁側ベンチ前で選手たちとガッツポーズを決め、ムードは最高潮になった。5回は1死二、三塁から塩見が詰まりながら右前に運び、2点を追加した。

先発の奥川恭伸投手は7回2死満塁、打席に代打糸井を迎えた場面で降板。2番手田口が空振り三振に仕留めた姿を見届けると、ベンチでガッツポーズを決めた。7回途中、91球を投げて、4安打2奪三振1失点。9勝目を挙げた。

チームは10月負けなしの7連勝で、2位阪神に3ゲーム差。15年以来6年ぶりの歓喜が、着実に近づいてきた。

▼ヤクルトに優勝マジック11が点灯した。2位阪神は残り13試合に全勝で83勝53敗7分け、勝率6割1分。ヤクルトは残り16試合のうち阪神戦4試合に敗れても他カードで11勝すれば78勝49敗16分け、勝率6割1分4厘で阪神を上回る。2位以下の5球団に自力Vがなくなり、M11が出た。現日程での最短Vは15日。

▼ヤクルトは19年が優勝した巨人から18ゲーム差の6位で、昨年はVの巨人から25ゲーム差の6位。ヤクルトは前回の優勝も13年6位→14年6位→15年優勝。過去に、前年最下位から優勝は15年ヤクルトまで7度あるが、2度やったチームはまだない。

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