ソフトバンクが泥沼の8連敗を喫した。天敵のオリックス山本を攻めきれずに6安打で2得点のみ。10日の同戦で引き分けか黒星なら、リーグ連覇の可能性が完全に消滅する。CS出場圏の3位楽天とも6・5差。残り11試合で、Aクラスフィニッシュも絶望的になった。

工藤監督 (点を)取った次のイニングに取られているっていうのが一番だと思う。

指揮官が敗因に挙げる通り、5、7回に1点ずつ奪ったが、直後のイニングで失点。終始流れをつかめなかった。山本には今季5連敗で6敗目。対戦防御率も0・98。難攻不落の右腕になすすべなく、10月は12球団で唯一の未勝利のままだ。

昨年の10月は破竹の12連勝などでリーグV奪回に成功した。1年の時を経て、状況は天と地ほどの差がある。「このままの姿を見せるのは良くない。しっかりいい姿を見せられるように」と指揮官。10日はエース千賀で負の流れを断ち切る。

ソフトバンク津森(右肩の張りから復帰し、8月29日以来の1軍登板で1回無失点)「思い切って腕を振って投げることができた。また1軍のマウンドに上がることができて良かったです。残り試合は少ないですが、チームの力になれるように頑張りたい」