次世代の左右エースで6年ぶりの優勝を決める! ヤクルトは19日から甲子園で阪神と直接対決。連勝をすれば優勝が決まる2連戦。先発は、19日に奥川恭伸投手(20)、20日に高橋奎二投手(24)が予定される。今季飛躍の1年となった若手投手陣で、一気に優勝を決める。

奥川は現在9勝。チームで高卒2年目以内での2桁勝利は、90年川崎憲次郎の12勝以来31年ぶりとなる。個人成績でも大事な1戦となるが、「特に意識せずに、思い切って投げたいと思う。いつも通りに少ない点数で抑えたい」と意気込んだ。星稜(石川)時代は、高校野球を沸かせた思い出の球場。プロ入り後も2試合で先発し、合計14回で1失点。防御率0・64と好投を続けている。

高橋も今季は11試合で3勝1敗、防御率2・76と躍進。年下の奥川の活躍にライバル心を燃やしている。「後輩には負けたくないという気持ちがずっとある。その結果が徐々に良くなってきているというのもある」。切磋琢磨(せっさたくま)をし、刺激を与え合い続けてきた2投手。ペナントレースの正念場で、1年の成果を発揮させる。【湯本勝大】