ソフトバンク王貞治球団会長(81)が、引退試合を終えた西武松坂大輔投手にねぎらいの言葉をかけた。

ロッテ戦後に取材対応し「斎藤佑樹と一緒でフォアボールだったね。打たせたくないわけではないんだろうけど、なかなか緊張してストライクが入らなかったのかな。本人は勝負して打ち取りたかったろうけどね」と、右腕の心情をおもんぱかった。

06年の第1回WBCで監督、選手としてともに戦い、優勝。米大リーグから日本復帰した15年には松坂をソフトバンクに迎え入れた。松坂の最終登板を見届け「幸せだね。みんなにああやっていい形で送り出してもらってね。本人も長年苦労したろうけど、こういう形で終えることができて。プロ野球人として最高の送り出しをしてもらったね。高校野球、プロ野球、アメリカの野球と3つの世界で彼が残した足跡はものすごく大きい。今後どういう世界にいくか分からないけど、また頑張ってほしいね」とエールを送った。