西武からドラフト2位指名を受けた筑波大・佐藤隼輔投手(21)が20日、つくば市内の同大学で指名あいさつを受けた。

ブレザー姿で、野球部の川村卓監督(51)とともに西武の潮崎哲也編成ディレクター(52)、担当の竹下潤スカウト(52)と対面。辻発彦監督(62)の直筆の色紙と、ドラフト会議のパスなどを受け取った。「あいさつをさせて頂いて、改めてプロ野球選手としてスタートするという実感が湧きました。しっかり来年以降活躍できるように、頑張りたいです」と話した。

佐藤は大学1年からリーグ戦に登板し、首都大リーグ通算170回を投げて10勝、167奪三振をマーク。即戦力として期待されている。潮崎編成ディレクターは「スケールの大きな先発左腕。私たちは2位で佐藤くんが指名できるとは思っていなかったので、感謝を伝えた。(ドラフト1位の)隅田くんを指名した時点で、まさか2位に残るとは思っていなかった。喜び勇んで名前を書きました」とドラフト会議当日を振り返った。

佐藤は、1年目の目標に「2ケタ勝利をして、新人王になれるように頑張りたい」と掲げた。前日19日に行われた松坂大輔投手(41)の引退試合は、練習後に映像をチェックしたという。「日本を代表する投手として活躍された。自分もそういう方のように、誰もが知る投手になりたいです」と目を輝かせた。

ドラフト1位の西日本工大・隅田知一郎投手(22)とは、インスタグラムのDMを通じてすでに連絡をとった。同じ本格派左腕でライバルになるが、チームメートとしては心強い存在。「いいライバルとして見ていますし、2人で高め合ってローテーションを守りたいです」と共闘を誓った。