楽天ドラフト3位指名の三島南・前田銀治外野手(17)が20日、静岡・三島市内の同校で楽天後関スカウト部長、担当の部坂スカウトから指名あいさつを受けた。

身長182センチ、体重98キロと恵まれた体格を生かした長打力が売りの右打ち外野手。高校通算31本塁打を誇り、3年春の甲子園には21世紀枠で出場した。

指名あいさつを終え「いろいろな思いがあって指名してくれたと聞き、とてもよかったです。トリプルスリーや広島の鈴木誠也さんのように日本を代表するような4番バッターになりたい」と力を込めた。

ファンへ呼んでほしい呼び名には「銀ちゃんと呼んでほしいです」と希望。楽天には自身と同じく「銀ちゃん」と呼ばれる銀次内野手と炭谷銀仁朗捕手がいるが「僕が後から入ったギンジで、まだ名前が知られてないというのもあるので、プレーでしっかりと自分の名前を覚えてもらえるように頑張りたいです」と意気込んだ。

担当の部坂スカウトは「試合中でも常に楽しそうに野球をやっている。今日もいつもニコニコしていて、あどけない表情が大好きです」と明るい性格も評価。「走攻守すべてそろっていて、将来的にはトリプルスリーを目指せる選手。3位でしかとれないと思っていた。カープの鈴木誠也選手になれるくらいのポテンシャルはあると思って指名させていただきました」と大きな期待を抱いた。