今季限りで現役を引退するソフトバンク長谷川勇也外野手(36)が、現役最後の打席に立った。0-0の7回1死二塁という勝負どころで登場。一ゴロに倒れたが、最後はヘッドスライディングで一塁へ駆け込んだ。球場や自軍ベンチからは惜しみない拍手が送られた。

その後2死三塁となり、次打者の甲斐が左翼へ先制2ラン。長谷川がつないだ絶好のチャンスをものにした。長谷川はベンチで涙を浮かべながら両手を挙げる。ベンチに戻った甲斐も涙を浮かべていた。

専大から06年大学生・社会人ドラフト5巡目でソフトバンク入り。3年目の09年に頭角を現し、143試合フル出場で打率3割1分2厘をマークした。13年には現在でも球団史上最多の198安打を放って最多安打、打率3割4分1厘で首位打者。同年は交流戦MVP、外野手でベストナインも獲得した。15年間ソフトバンク一筋で戦ってきた打撃職人が、現役最後の仕事終えた。

試合後には引退セレモニーが行われる。