関大が第2代表決定戦の1回戦で快勝した。

2回に有馬諒捕手(2年=近江)と坂之下晴人内野手(4年=大阪桐蔭)の適時打で2点を先制。オリックスにドラフト2位で指名された野口智哉内野手(4年=鳴門渦潮)は3回無死一、二塁で内角速球をとらえて右翼に3ランを放った。7回もヘッドスライディングで遊撃内野安打。負ければ終戦の一戦で気を吐いた。

チームを勝利に導いた野口はドラフト後の初本塁打を「流れが悪かった。今日はすごく振れていた。打った瞬間、いったかなと思いました。流れを引き戻せた」と振り返った。早瀬万豊監督(63)も「野口の3ランが火をつけてくれた。今日は4年間で一番いい質の打球を打った」とたたえた。中盤までに大量6点リードで盤石の試合運びだった。前日10月31日は佛教大に1-5で敗れ、第2代表決定戦に回ったが、この日は関西学生野球秋季リーグで優勝した実力を見せつけた。