オリックス守護神の平野佳寿投手が胴上げ投手をエース山本に譲る考えを示した。10月27日の「待機V」の際は主力の1人として胴上げされたが、今回のCS、日本シリーズでは胴上げ投手になる可能性が高い。「チャンスがあるなら野球人として光栄なこと。チームが勝てばいい」とした上で、個人的に「最後、由伸(山本)がいってくれてもいい」と今季18勝とフル回転のエースを候補に挙げた。

自身もCSは14年以来で、当時は日本ハムとのファーストステージ第3戦の延長10回に中田に被弾して敗退。「ホームランを打たれたのは覚えています」。25年ぶりのリーグ優勝で今回は球団初のファイナルステージからの出場。「ここまで来た以上は日本シリーズでやりたい」と37歳右腕は言葉に熱を込める。投手陣は12球団で唯一3連投がないが、短期決戦に向けて「毎試合、準備する。連投があってもおかしくない。ケアを重点的に」とスタンバイする。