阪神の女子チーム「阪神タイガースWomen」が6日、関西女子硬式野球リーグ(ラッキーリーグ)の決勝で履正社RECTOVENUSに5-3で勝利し、同大会初優勝を決めた。

同点の5回に途中出場の達磨沙嬉捕手(25)が勝ち越しの左前適時打を放ち、これが決勝点となった。投げては6人の継投で相手打線をかわし、最後は植村美奈子投手(28)が締めた。

2打数2安打4打点と大暴れの三浦伊織主将(29)は「毎回、チャンスの場面に打席を回してもらったので、期待に応えたいと思い全打席集中することができました。今日の試合は全選手が出場しましたが、練習してきた個々の役割を果たすことができ、打線もいい形でつながった」とうなずいた。

同チームはこれで、結成1年目となった今季の公式戦を全て終えた。野原祐也監督(36)は「結成1年目で慣れない環境の中、選手たちは仕事と野球を両立しながら1年間よく頑張った。来シーズンは勝つことはもちろん、タイガースの一員として責任と誇りを持ちながら憧れとなる選手、チームを目指し野球振興につながるよう活動したい」と力を込めた。